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 壁紙の種類

クロスは、最も広く使われている壁装材です。施工が容易でデザイン性にも富み、ビニール製のものはコストも低く抑えられます。

●紙クロス

加工紙の表面に色や柄を印刷し、ほこりが付かないように樹脂加工した壁紙です。また、襖紙として加工された和紙を和風の壁紙として使うこともあります。
日常の手入れは、はたきや掃除機で表面のほこりを取ります。

●布クロス

レーヨンやナイロンといった化学繊維や、麻やウールなどの天然繊維で織った壁紙です。質感に柔らかさや高級感がありますが、コストは高めです。織り目にたまったほこりは、掃除機やはたきで取ります。

●ビニールクロス

色やデザインの種類が多く、安価で施工性にも優れています。しかし、湿気を吸収しないので結露しやすいという短所もあります。表面の水滴をそのままにしておくとカビの原因となるので、こまめにふき取りましよう。

 

 機能壁紙について 

● リフォーム専用クロス

貼り替えをすると前に施工したクロスが、上手く剥がれ無くて新しく貼ったクロスの表面に後が出てくる事があります。それを極力防いでくれるクロスです。

●消臭クロス

タバコのニオイやペットのニオイなど嫌なニオイを消臭してくれます。その効果は活性炭より上で長持ちします。いつもクリーンな部屋にするならオススめ

●結露防止クロス

湿気やすくていつもジメジメする、どうもカビぽい、そんな部屋には結露防止、防カビクロスで悩みも解消。また天然素材を使った珪藻土クロスとか呼吸する素材もあります。

●スーパー汚れ防止

台所など汚れがひどい所に適しています。油汚れやタバコのヤニなどもスポンジに洗剤を含ませ簡単にふき取る事ができます。
子供のらくがきなども簡単に消せる商品もあります。

 

 壁紙の選び方

1. ベースのカラーを考える

カーテン同様色の持つ特性を考えて選びます。

2. お部屋の用途によって選ぶ

玄関・ホール・LDKなど共用の空間には他の部屋や家具、床材との調和を考えながら、無地調やベーシックなものを選択します。
トイレ、ユーティリティーなどの水廻りはビニールクロスを選択し、さらに抗菌クロス、汚れ防止クロスなどを選択します。

 

 お手入れMEMO

〜ふだんのお手入れと心がけ〜

 シックハウス対策規制が施行されましたが、室内には目に見えない、ダニやカビ、ハウスダスト、そして化学物質など数多く存在しています。ガンコな汚れになる前に、簡単にできるふだんのお手入れ方法と補修方法をご紹介します。

★お手入れについて

ポイント1 静電気を味方に付ける

・ハタキや掃除機のアタッチメントをブラシにしてかける
・不要になったストッキングを細長い棒のような物に巻き  付けて使用する

ポイント2 掃除の基本

・高いところから低いところへ
・取扱いはやさしく

★補修方法

 ジョイントコーナーの剥がれは、早めに壁装用の接着剤で補修しましょう。
 まず剥がれた箇所の、下地の汚れを取った後に、下地と壁紙裏面に接着剤を塗り、しばらくさのままにした後、内側と外側に向けて、空気を追い出すようにして下地と圧着してください。張り合わせたところは、あて紙をして、スプーンの裏側の丸い部分を利用して軽く押さえると、きれいに仕上がります。

 

〜掃除のコツ〜

★ビニールクロス・・・・

普段はハタキや電気掃除機でほこりをとります。手垢などで汚れてきたときは、住まいの洗剤を薄めた液をつけた雑巾で拭き取ってから、固く絞った雑巾で水拭きします。このとき、継ぎ目に水分が入ると剥がれの原因になりますので、継ぎ目に逆らわないように拭いてください。スイッチのまわりなどの落ちにくい汚れは、住まいの洗剤を少し多めに入れた液で拭き取るか、漂白剤を薄めた液を歯ブラシにつけ軽くこすります。色柄物のクロスの場合、塩素系漂白剤では色柄が消えてしまうことがありますので、酸素系漂白剤を使ってください。また、ビニールクロスにカビが発生してしまったら、住まいの洗剤を薄めたぬるま湯で拭き取ります。それでも落ちない時は、カビ取り剤を使って落としてください。

 

★布・紙クロス・・・・・

普段はハタキや電気掃除機でほこりを取ります。布クロスの場合、水に濡れると縮むことがありますので、水拭きはしないでください。手垢などで汚れたときは、きれいな消しゴムか食パンの白い部分でこすってみましょう。

〜汚れ落とし〜

★タバコのヤニ取り・・・

ビニールクロスの場合は、住まいの洗剤を熱い湯で少し濃いめに薄め、スポンジローラーにしみ込ませて上から下へ塗ります。次にブラシで下から上に向かってこすり、汚れを落とします。壁全体が乾かないうちに、きれいなタオルで水拭きし、最後に水気を残さないようにカラ拭きしてください。お手入れの際は、洗剤の液ダレ防止のために、床や家具に新聞紙などを敷いておきましょう。
また、継ぎ目に水分が入ると剥がれの原因になりますので注意してください。布クロス、紙クロスの場合は、全体の黄ばみが気になってきたら張り替えです。

 

★落書きの落とし方

クレヨンなど・・・・・

きれいな消しゴムでこすり落としてください。消しゴムで落ちにくい場合は、粉末クレンザーを乾いたティッシュペーパーにつけてこすってください。

ボールペン・マジックなど・・

油性ペンの場合、落とすのは困難です。ビニールクロスの場合は、アルコールで拭き取ってください。布クロスの場合も同様にアルコールで拭きますが、無理に落とそうとすると逆ににじんでしまうことがありますので注意してください。

〜変色の原因〜

その1 タバコの煙の粒子、キッチンからの油煙は、壁紙を黄変させる原因に。
     通気・換気を心がけましょう。

その2 壁紙に直接、スプレー式の薬品を吹き付けないでください。
     変色することがあります。

その3 ほどんどの製品は直射日光に対し、変色することはありませんが、
     一部によって色褪せしやすい製品もあります。長時間日光が直射しないよう
     カーテンやブラインドを活用するなど配慮してください。

その4 粘着テープを張らないで下さい。テープの粘着剤によって変色や汚れの原因になります。

その5 家具は壁面に密着しないようにしましょう。塗料と反応して変色したり、
     カビの発生の一因になる場合があります。

その6 冬場の暖房器具の熱風が直接壁紙にあたると、熱により変形・変色することが
     ありますので、気をつけてください。

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